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小児の視力低下

Medical

小児の視力低下|福井眼科|JR「千里丘」駅より徒歩2分

小児の視力低下について(近視と斜視弱視)

小児の視力低下は、大きく2つに分けて考えます。視力が発育する6歳までに治療を開始しなくてはいけない弱視と、成長とともに進行する近視による遠方の裸眼視力の低下です。弱視は、眼鏡を常用することにより屈折異常を矯正して、視力が発育するようにしてあげることが大切になります。近視は、遠方が見えなくて日常生活に困らないように眼鏡やコンタクトなどを処方することと、病気が発症しやすくなる強度近視に移行しないようにする進行の抑制が大切になります。当院では、視能訓練士(眼鏡処方や弱視の訓練をする国家資格)を持った検査員が6名在籍しており、斜視弱視や近視など、眼鏡の処方が重要になる疾患に対応しやすくしております。

近視について

お子さまの近視進行抑制治療(リジュセア®・眼軸長測定対応)
リジュセア®ミニ点眼液0.025%による近視進行抑制治療

リジュセア®ミニ点眼液0.025%

リジュセア®ミニ点眼液0.025%

リジュセア®ミニ点眼液0.025%

リジュセア®ミニ点眼液0.025%

お子さまの近視、進んでいませんか?

近年、スマートフォンやタブレットの普及、屋外で過ごす時間の減少などを背景に、お子さまの近視は増加傾向にあります。近視が進んで強度近視になると、将来的に網膜剥離・緑内障・近視性黄斑症といった眼疾患のリスクが高まることが知られています。
当院では、近視の進行を抑えることを目的に、リジュセア®ミニ点眼液0.025%による治療を行っています。

リジュセア®ミニ点眼液とは

リジュセア®ミニ点眼液0.025%は、近視の進行抑制を目的とした点眼薬です。毎日就寝前に点眼することで、眼球が過度に伸びるのを抑え、近視の進行を緩やかにする効果が期待されています。
なお、この治療は近視そのものを治したり、裸眼視力を回復させたりするものではありません。
あくまで「近視の進行を抑える」ことを目的とした治療です。

こんなお子さまにおすすめです

学校健診で視力低下を指摘された、毎年眼鏡の度数が強くなっている、ご家族に強度近視の方がいる
――こうした場合は、早めにご相談ください。
将来の強度近視を予防したい方、近視進行抑制治療に関心をお持ちの方も、お気軽にお越しください。

眼軸長(AL)測定について

眼軸長(AL)測定器

当院では、治療効果を客観的に評価するため、眼軸長(AL:Axial Length)測定を実施しています。
眼軸長とは眼球の前後の長さのことです。近視は眼球が前後方向に伸びることで進行するため、この数値を定期的に測ることで、近視の進み具合を正確に把握できます。視力や眼鏡の度数は測定時の状態によって変動することがありますが、眼軸長は眼球そのものの成長を数値で確認できるため、近視管理において特に重要な指標です。
定期的な測定により、近視の進行状況の確認・点眼治療の効果判定・治療継続の必要性の判断を行っています。
検査は機器をのぞくだけで目に触れることはなく、痛みもなく短時間で終わります。

治療の流れ

まず診察・検査として、視力検査・屈折検査・眼軸長測定などを行い、治療の適応を判断します。
治療開始後は、1日1回就寝前にリジュセア®ミニ点眼液を点眼していただきます。
その後は定期的に視力・屈折値・眼軸長を確認し、治療効果を評価しながら継続の判断を行います。

当院の近視管理について

近視の進行には生活習慣も大きく関わっています。当院では点眼治療と並行して、屋外活動の推奨、読書・学習時の適切な視距離の指導、スマートフォンやタブレットの使い方についてのアドバイス、そして定期的な眼軸長測定を組み合わせ、お子さま一人ひとりに合わせた近視管理をサポートしています。

費用について

リジュセア®ミニ点眼液による近視進行抑制治療は、選定療養の対象となります。
保険診療と併用が可能ですが、点眼薬にかかる費用(税込4,700円)は自己負担となります。

注意事項

  • 本治療は自由診療です。(健康保険や子ども医療費助成制度は適応されません)
  • 保険適応外にて全額自己負担になります。
  • 本治療に関係のない疾患の検査、治療には別途保険診療として費用が掛かります。
  • この治療は近視の進行を抑制するものであり、近視がまったく進行しないわけではなく、裸眼視力を回復する治療ではありません。
  • 治療効果には個人差があります。
  • 以下のような副作用が報告されています。
    5%以上(羞明)1~5%未満(霧視・瞳孔障害・視力障害)1%未満(調節障害・眼瞼湿疹・グレア)

まずはご相談ください

近視は早期からの対応が大切です。
「最近視力が落ちてきた」「毎年度数が強くなっている」「治療について詳しく知りたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
日本眼科学会専門医が診察を行い、お子さまの近視の状態と進行状況を丁寧に確認したうえで、治療の適応を判断いたします。

斜視弱視について

 目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。

斜視弱視について

 目の屈折状態は眼軸の長さとレンズである角膜・水晶体の屈折力によって決定されます。眼軸の長さが長すぎたり、短すぎたりすると、遠くのモノが網膜にピントが合わなくなります。これが屈折異常です。遠視とは、まったく調節しない時に網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない目のことです。遠くでも近くでも調節が必要になり疲れやすい目です。小児の場合、遠視であっても調節力が強いため、症状が現れない場合が多いのですが、遠視の度が強くなると、内斜視になったり、視力の発達がまだ不十分な小児の場合、弱視になったりします。

 斜視とは、片方の目が見ようとするものを見ているにも関わらず、もう片方の目が目標と違う方向を向むいている状態です。小児では二重に見えて、脳が混乱しないように、斜視になっている目を使わないようになるため、弱視になる場合があります。手術が適応になる斜視もありますが、遠視や斜視による弱視治療の基本は眼鏡による矯正、弱視訓練になります。その為、弱視治療には経験豊富な視能訓練士(眼鏡処方や弱視の訓練をする国家資格)が重要な役割をはたします。当院には多くの大学病院で重度の弱視のお子様の検査・治療を経験し、視能訓練士の専門学校で教員をしていた視能訓練士が在籍しています。弱視訓練は遮閉法という方法で行います。遮閉法はふつうよい方の目を隠すことによって、弱視の目を無理に使わせようとする方法です。この方法は病院だけではなく、家庭でもずっと行わないと意味がありませんので、家族の協力が必要となります。