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小児の視力低下

Medical

小児の視力低下|福井眼科|JR「千里丘」駅より徒歩2分

小児の視力低下について(斜視弱視と近視)

小児の視力低下は、大きく2つに分けて考えます。視力が発育する6歳までに治療を開始しなくてはいけない弱視と、成長とともに進行する近視による遠方の裸眼視力の低下です。弱視は、眼鏡を常用することにより屈折異常を矯正して、視力が発育するようにしてあげることが大切になります。近視は、遠方が見えなくて日常生活に困らないように眼鏡やコンタクトなどを処方することと、病気が発症しやすくなる強度近視に移行しないようにする進行の抑制が大切になります。当院では、視能訓練士(眼鏡処方や弱視の訓練をする国家資格)を持った検査員が6名在籍しており、斜視弱視や近視など、眼鏡の処方が重要になる疾患に対応しやすくしております。

斜視弱視について

 目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。

斜視弱視について

 目の屈折状態は眼軸の長さとレンズである角膜・水晶体の屈折力によって決定されます。眼軸の長さが長すぎたり、短すぎたりすると、遠くのモノが網膜にピントが合わなくなります。これが屈折異常です。遠視とは、まったく調節しない時に網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない目のことです。遠くでも近くでも調節が必要になり疲れやすい目です。小児の場合、遠視であっても調節力が強いため、症状が現れない場合が多いのですが、遠視の度が強くなると、内斜視になったり、視力の発達がまだ不十分な小児の場合、弱視になったりします。

 斜視とは、片方の目が見ようとするものを見ているにも関わらず、もう片方の目が目標と違う方向を向むいている状態です。小児では二重に見えて、脳が混乱しないように、斜視になっている目を使わないようになるため、弱視になる場合があります。手術が適応になる斜視もありますが、遠視や斜視による弱視治療の基本は眼鏡による矯正、弱視訓練になります。その為、弱視治療には経験豊富な視能訓練士(眼鏡処方や弱視の訓練をする国家資格)が重要な役割をはたします。当院には多くの大学病院で重度の弱視のお子様の検査・治療を経験し、視能訓練士の専門学校で教員をしていた視能訓練士が在籍しています。弱視訓練は遮閉法という方法で行います。遮閉法はふつうよい方の目を隠すことによって、弱視の目を無理に使わせようとする方法です。この方法は病院だけではなく、家庭でもずっと行わないと意味がありませんので、家族の協力が必要となります。

近視について

近視とは、網膜の前にピントがあってしまい、裸眼で遠方が見えない状態のことです。眼軸の長さが長すぎると、遠くを見たときに水晶体を十分薄くしても、網膜上でピントが合いません。網膜の手前でピントが合ってしまいます。このような近視を軸性近視(じくせいきんし)と呼びます。大部分の近視は軸性近視です。通常、眼鏡やコンタクトレンズをつければ支障なく日常生活を送ることができますが、ごく一部、それらを装用してもあまり見えるようにならない方がいらっしゃいます。このような方々は放っておくと、回復不可能な視力喪失、黄斑変性症、網膜剥離、または緑内障に発展する可能性があります。

近視について

マイピオンによる近視の進行予防

マイオピン(低濃度アトロピン点眼薬)は、近視の進行を遅らせる効果(近視の進行を平均60パーセント軽減させます)が確認されている点眼薬です。マイオピンは毎日就寝前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法です。煩雑な作業はありません。治療の流れは以下のようになります。まず、マイオピン治療の対象となるか診察・検査をし、治療内容の説明を行い、点眼薬を1本処方します。1週間後に治療の経過状況を確認し、さらに1ヶ月後に診察・検査を行い、問題ないようなら、以降3ヶ月毎に定期検査を行い、点眼を継続頂きます。マイオピンは保険証が使えない自費診療となり、予約制としています。負担は以下のようになます。

診察・検査料 1,200円
マイオピン点眼薬

2,800円