めがね屋さんでの眼鏡購入とは違い、視力機能低下の原因を確認する検査・診察を行います。 治療が必要な眼疾患ないことが確認できれば、屈折異常を解消するために眼鏡を処方させて頂きます。眼鏡処方は通常の視力検査より丁寧な度数合わせになり時間がかかりますので、眼鏡処方をご希望される方は、受付終了時間の30分前までにご来院下さい。それ以降にご来院された場合は、お受けできないこともございますのであらかじめご了承下さい。当院には視能訓練士(眼鏡処方や弱視の訓練をする国家資格)が6名在籍していますので、プリズムめがね、弱視矯正用めがねなどの難しいめがね処方にも対応しています。難しいめがね処方はさらに丁寧な検査が必要になりますので、予約制となっています。
屈折異常とは
目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。
目の屈折状態は眼軸の長さとレンズである角膜・水晶体の屈折力によって決定されます。眼軸の長さが長すぎたり、短すぎたりすると、遠くのモノが網膜にピントが合わなくなります。これが屈折異常です。
近視
近い距離にあるものはよく見えますが、遠い距離のものが見えにくい状態です。目のサイズが大きくなり網膜にピントが合わないことが原因です。近視は遺伝や環境による影響などによって10~15歳くらいから始まる単純近視が一般的にはよく知られています。他に、失明原因になる病的近視もあり、病的近視は矯正視力低下といった視機能障害を伴います。
遠視
水晶体の厚みを調節していない状態で、ピントが網膜の後ろで合ってしまう状態です。目のサイズが小さいため、網膜にピントが合わないことが原因です。遠くは少しだけ調整すると比較的楽に見ることができますが、近くを見る際には強く調節しなければはっきりとは見えません。遠距離と近距離の両方で調節が必要であり、特に近距離では強い調節を要するため、疲れ目になりやすいと言えます。
老眼
老眼は名前だけ見ると高齢期に始まるイメージがありますが、多くの方が40歳前後から老眼になり始めます。老化現象のひとつで、視力に問題がない方、近視の方、遠視の方など、どなたでも年齢の変化としておこります。水晶体の弾力性が衰えて調整力が低下することで近くが見えにくくなりますが、いつごろ症状が始まって、どのように進行するかについては個人差が大きくなっています。老眼の度数変化に合わせた眼鏡にすることで、眼にかかる負担を少なくすることができます。
乱視
角膜や水晶体のカーブの歪により、焦点が1か所に結べない状態です近視。近視、遠視、老眼、どの状態でも程度差がありますが、乱視を伴います。