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まぶたの手術

Medical

まぶたの手術|福井眼科|JR「千里丘」駅より徒歩2分

まぶたの疾患と治療

眼瞼下垂(まぶたが下がる病気)

まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋が加齢などで弱くなって、まぶたがうまく上がらなくなっている状態です。普通の表情をしているつもりでも険しい顔に見えてしまったり、額に深いシワができやすく、頭痛や肩こりの原因になることもあります。加齢の他に、先天的な要因で起こることや、外傷・眼の手術などによって生じることもあります。またハードコンタクトレンズの装用を長年続けるとリスクが上がります。

眼瞼下垂の治療

炭酸ガス(CO2)レーザーを用いた眼瞼下垂手術

当院では炭酸ガス(CO2)レーザーを用いることにより術中の出血がほとんどなく、術中・術後とも眼瞼の発赤、腫脹、疼痛を極めて軽度にすることができます。

眼瞼下垂手術の費用

片眼 両眼
1割負担の方 7,000円程度 14,000円程度
2割負担の方 14,000円程度 18,000円
3割負担の方 22,000円程度 44,000円程度

眼瞼痙攣と片側顔面痙攣(まぶたが開きにくい、顔面・まぶたが痙攣する病気)

眼瞼痙攣(がんけいけいれん)は、瞼を閉じる筋肉(眼輪筋)という筋肉が、自分の意思とは無関係に痙攣する病気です。症状は、まばたきが増えたり、まぶしさを感じたりすることから始まり、症状が重くなるとまぶたが開かなくなってしまいます。まぶしい光やストレスにより、症状は悪化します。通常は両眼性ですが、片眼性の場合もあり、唇にも異常を感じるケースもあります。片眼性で徐々に悪化する場合は、片側顔面けいれんで、顔の表情筋を動かす顔面神経が刺激され痙攣している可能性が考えられます。眼瞼けいれんは、眩しい、目が乾くなど、ドライアイと一見似ていますので、ドライアイと診断されている場合も多くあります。眼瞼けいれんはドライアイの治療では治りませんので、眼瞼けいれんとドライアイを鑑別することも重要です。

眼瞼痙攣と片側顔面けいれんの治療

ボツリヌス治療

ボツリヌス治療では、ボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌストキシン(天然のタンパク質)を有効成分とするお薬を、筋肉に注射することによって、けいれんなどの原因となっている神経の働きを抑え、筋肉の緊張をやわらげ、症状を改善します。治療の効果には個人差がありますので、1回の注射で症状が改善してしまう方もいれば、定期的に再投与を必要とされる方もいます。定期的に診断を受け、医師と相談しながら治療を継続しましょう。

ボツリヌス治療の費用

片眼 両眼
1割負担の方 5,000円程度 10,000円程度
2割負担の方 10,000円程度 18,000円
3割負担の方 15,000円程度 30,000円程度

鼻涙管閉塞症(目から涙が流れる、涙道の病気)

涙道とは、涙の通り道のことです。涙腺と間違われる方がありますが、涙腺は涙を作るところで、目の外側にあります。涙道は目の内側にあり、涙点(入口)が上下にあり、涙小管、涙嚢、鼻涙管と通って、鼻の中に流れていきます。このどこかが詰まると、流涙症状が出ますし、場合により目ヤニも出ます。

涙道疾患の治療方法

涙管チューブ挿入術

涙の流れるどこかに閉塞や狭窄があると涙がこぼれますので、局所麻酔後に閉塞・狭窄部位を押し広げ、涙道チューブを2~3ヶ月留置し、その後チューブを抜去します。所要時間は10分~15分程度です。

片眼 両眼
1割負担の方 5,000円程度 10,000円程度
2割負担の方 10,000円程度 18,000円
3割負担の方 15,000円程度 30,000円程度

眼瞼内反・逆さまつげ(目が充血・ごろごろする病気)

主にまぶたの形の異常によって、まつげが内向きに生えて眼球に触れている状態です。眼球を傷付ける可能性があり、視力障害を起こすことがあります。一般的には「逆さまつげ」と呼ばれており、痛みや充血などの症状が現れます。
まつげを抜くことでも一時的な解消は見込めます。ただし、毛根が残っていると再びまつげが逆向きに生えてきて症状を繰り返すことになりますので、根本的な治療には手術が必要です。当院では炭酸ガス(CO2)レーザーによる眼瞼内反・逆さまつげの手術を行っています。

麦粒腫(めばちこ・ものもらい・)

「めばちこ」・「ものもらい」は昔からよく知られた病気で、医学的な名称は、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」とよびます。まぶたの縁にあって脂を分泌するマイボーム腺やまつげの根元に細菌が感染し、炎症を起こしています。まぶたの赤い腫れ、軽いかゆみ、まばたきの際の痛みといった症状があります。原因となる細菌は主に皮膚や粘膜に常在している黄色ブドウ球菌などで、免疫力が落ちている時に感染します。抗生剤の点眼薬や軟膏、内服薬を使って治療します。数日で症状が改善し始め、1~2週間で治ります。症状がなくなっても、医師に指示された期間は必ず点眼や内服を続けて下さい。化膿して膿がたまっている場合には、切開して膿を出すこともあります。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫はよく麦粒腫と混同されがちですが、別の病気です。地域によっては「めいぼ」や「めぼ」と呼ばれています。こちらは脂を分泌するするマイボーム腺がつまってしまい、まぶたの中に分泌物がたまりしこりのような塊ができる病気です。症状としては、まぶたの腫れ、異物感がありますが、基本的に痛みや赤みがでることはありませんが、細菌に感染している場合は痛みを伴います。しこりが小さい場合は、時間がたつと自然に治まることもあります。細菌が感染して炎症を起こしている急性霰粒腫の場合は、抗生物質やステロイド剤を服用し消炎をはかります。しこりが大きい場合は切開してしこりを取り出します。